永住権を取得するには?

退職後のセカンドライフを海外で送りたいと考えている方もいらっしゃると思います。年金や医療費、物価など日本の将来を考えると先行きの不透明感は否めません。思いきって海外での暮しを考えるのは、自然の流れとも言えるでしょう。

永住権が取得しやすいフィリピンで暮らす

とはいっても海外で永住権を取得するのには、高いハードルが存在するのも事実。現にアメリカやオーストラリアなど、欧米諸国の永住権は費用だけでも莫大な額が必要とされています。

また煩雑な手続きを経なければならず、それらの国に永住する強い意志と経済力がなければ、現実的とは言えません。

その点、フィリピンの永住権取得は他の国と比べても障壁があまりなく、現段階では比較的取りやすいでしょう。

フィリピンの滞在許可・査証・永住権の種類について

ビジネスや投資を行うためには、フィリピンの滞在許可・査証について、滞在可能日数や条件などを知っておく必要があります。

査証免除

  • 概要:30日以内の観光、商用が目的のビザ
  • 滞在可能日数:21日間
  • 条件:労働禁止
  • メリット:申請なしでも入国可能

観光査証

  • 概要:30日以上の観光が目的のビザ
  • 滞在可能日数:59日間
  • 条件:労働禁止
  • メリット:更新手続により、最長2年間滞在可能

学生査証

  • 概要:留学が目的のビザ
  • 滞在可能日数:留学中無期限
  • 条件:学校から入学許可を得る
  • メリット:ほかのビザから学生査証への切り替えが可能

特別研修査証

  • 概要:研修や技術指導が目的のビザ
  • 滞在可能日数:3ヶ月
  • 条件:無報酬が発生する労働は禁止
  • メリット:毎月更新で最長3ヵ月滞在可能

商用ビジネス査証

  • 概要:出張や商談のためのビザ
  • 滞在可能日数:59日間
  • 条件:フィリピン企業からの招待状が必要・現地での報酬が発生する労働は禁止
  • メリット:仕事内容次第では最長3ヵ月滞在可能

ロングステイ査証

  • 概要:ロングステイが目的のビザ
  • 滞在可能日数:1年
  • 条件:コンドミニアムなどの住居を取得・フィリピン退職庁指定の宿泊施設に宿泊
  • メリット:貯金の残高証明等を提出する必要なし

特別永住権査証

  • 概要:リタイアメント用のビザ
  • 滞在可能日数:無期限
  • 条件:フィリピン退職庁の指定銀行に半年以上の定期預金を行う
  • メリット:外国人就労許可証の取得でフィリピンでの労働が可能

特別投資家査証

  • 概要:投資が目的のビザ
  • 滞在可能日数:無期限
  • 条件:75,000USドルを投資する
  • メリット:年齢を問わず申請できる

特定投資居住査証

  • 概要:指定の事業への投資が目的のビザ
  • 滞在可能日数:無期限
  • 条件:特定の事情によって50,000USドル(スービック特別地区なら250,000USドル)の投資が可能
  • メリット:配偶者と20歳以下の子どもを同伴が可能

条約投資家査証

  • 概要:フィリピンと移民協定を結んでいる国籍者限定のビザ
  • 滞在可能日数:無期限
  • 条件:会社を設立・会社持ち株が300,000ペソ以上
  • メリット:家族にも同様のビザを取得可能

労働査証

  • 概要:労働が目的のビザ
  • 滞在可能日数:無期限
  • 条件:現地企業に就職
  • メリット:家族にも同様のビザを取得可能

特別割り当て移住査証

  • 概要:フィリピンに永住する人向けのビザ
  • 滞在可能日数:無期限
  • 条件:厳しい審査基準に合格
  • メリット:5年間に1度フィリピン訪れたるだけで永住権が認められる

結婚用・永住移住査証

  • 概要:フィリピン人と結婚した人向けのビザ
  • 滞在可能日数:無制限
  • 条件:フィリピン人と結婚する
  • メリット:労働が可能

バリックバヤン査証

  • 概要:結婚用一時滞在が目的のビザ
  • 滞在可能日数:1年間
  • 条件:配偶者と同伴帰国
  • メリット:結婚用永住ビザを所持していなくとも申請可能

リタイアメントビザとクオータービザ

フィリピンの不動産投資の手続き等に最適なビザは「リタイアメントビザ」と「クオータービザ」の2種類です。それぞれ簡単に説明しておきます。

リタイアメントビザ

リタイア向けの特別永住権で、SRRVとも呼ばれています。35歳以上から取得できます。

取得にあたっては、フィリピン退職庁が指定する銀行口座に6ヶ月以上の米ドル定期預金が条件です。さらに預託金が必要で、一定額を供託しなければなりません。この預託金システムには年間360ドルの年会費もかかります。

手続きが完了すると身分証明(IDカード)が発行されます。これがあると外国人登録証明書のACRが不要となります。さらに出国許可・再入国許可などの手続きも不要となります。

クオータービザ

年齢制限がなく取得可能。預託金は不要ですが、フィリピンに5万ドル程度を予め送金する必要があります。このお金はクオータービザ取得後自由に引き出すことができます。もちろん日本円に換えることもOKです。永住権手数料は毎年310ペソ(600円程度)とリーズナブルです。

年間の維持費などを考えると、長期にフィリピンで暮らすのであればクオータービザは優位性があります。ただし年間50名までに発行枚数が制限されているため、ビザの空きを確保する必要があります。

いずれのビザを取得する上でも、フィリピンを知り尽くした会社に相談するのが得策です。

フィリピンの永住権が欲しいなら?

ビザと永住権にまつわるQ&A

上でフィリピンの永住権には2種類あることが分かりました。そこで、永住権とビザに関するQ&Aをまとめてみました。フィリピンのビザ・永住権を取得したい方へ、参考になると思います。

Q.クオータービザ(永住権)取得後は滞在期間などの制限はありますか?

ほぼありません。フィリピンの永住権は世界一自由度が高いもの。フィリピン以外の国の永住権だと「5年間のうち3年間は滞在しなければならない」などの制限があるのが一般的です。クオータービザのメリットは「滞在期間の条件が極めて甘い点」。1年間に1回でも渡比して、数時間の滞在だけで問題ありません。すぐに移住せず日本に滞在していても取得可能です。

Q.永住権を取得したら、日本国籍はどうなるのですか?

そのままです。永住権はあくまで永住権なので、日本国籍は残ります。

Q.家族で移住を考えています。家族の1人がクオータービザを取得すれば、他の家族にもビザが適用されるのでしょうか?

適用されません。クオータービザはいち個人に支給されるビザなので、夫婦であっても1人1人取得しなければなりません。ただし1人1人に支給される分、他のどのビザよりも優遇されています。家族で取得や夫婦で取得の場合には、家族割引や同伴割などがあり、恵まれています。

Q.リタイアメントビザから、クオータービザへの切り替えができますか?

可能です。まずリタイアメントビザからビザなし(観光ビザ)の状態にする手続きをしてから、通常どおりクオータービザを取得する手続きをとります。

Q.フィリピンに移住したとして、日本でかかる住民税などの税金はどうなりますか?

心配無用です。日本に住民票がない以上、課税されることはありません。

Q.英語が話せなくてもクオータービザを取得できますか?

可能です。英語が話せなくても全く問題ありません。

Q.1月にフィリピンに行かないと、クオータービザの取得はできないと聞きましたが?

どうしてもではありません。年間で50名しか取得できないので、取得順で50名に達した時点でその年は終了ということですから、締め切り前であればいつでも大丈夫です。

Q.日本に住んでいますが日本人ではありません。それでも、クオータービザの取得はできますか?

大丈夫です。クオータービザはフィリピンと条約を結んだ国に発給されるビザです。現在、日本以外にもドイツ、カナダなどと条約を締結しています。

Q.リタイアメントビザ取得には年齢制限がありますが、クオータービザの取得にもありますか?

ありません。何歳でも取得可能です。但し、19歳以下でクオータービザを取得した場合は扶養家族とみなされ、20歳を過ぎた時点で再取得の必要があります。

Q.結婚ビザとクオータービザの違いは?

配偶者がフィリピン人である必要があるのが結婚ビザ。クオータービザは個人に与えられるビザです。結婚ビザのデメリットとしては万が一、パートナーと離婚・死別などがあった際にはビザが無効になってしまう危険性があることです。クオータービザはパートナーの状況は全く関係ありません。

Q.クオータービザのデメリットは?

デメリットはありません。

Q.政権交代でクオータービザが無効になることは?

無効になる心配は無用です。ただし、クオータービザが今後政府から発給されなくなる可能性はあります。

Q.クオータービザを取得した場合、フィリピン人との権利の違いは?

大きく3つあります。

  1. 参政権が与えられない
  2. 土地が買えない
  3. 100%外国人名義では法人設立ができない

以上、よくあるQ&Aをまとめました。ただ、他にも疑問に思うことは多いでしょう。治安は?物価は?税金は?などなど、フィリピンに根付いて頼りになる会社に直接、尋ねてみるといいでしょう。力になってくれますよ。

フィリピンの永住権以外にも知りたいことがあればこちらまで

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